エラを目立たなくする小顔メイク
エラはファンデーションで修正してシャープなフェイスラインに!
フェイスラインでよくある悩みの一つが「エラ」。
エラをカバーしてシャープなフェイスラインを作るには、通常のファンデーションを塗る前に、2トーン濃いめのファンデーションを修正したいエラ部分に塗ると良いでしょう。
それから、ほほにチークを入れて立体感をプラスします。
ポイントは、ローライトとチークを入れた肌の間に”空間”を作ること。
肌色の部分を残すと立体効果がアップして、エラをうまく隠してくれます。
シャープな輪郭を作る基本メイク
ローライト効果を利用してフェイスラインの張っている部分に影を作ることが基本。
また、チークを使ってほほに立体感を出すと、視覚効果でさらにエラが目立たなくなります。
華奢なあごを作る小顔メイク
逆三角形ハイライトで、ほっそり女性らしいあごを演出 !
華奢なあごは、女性らしさを際立たせる効果があります。
ほんの少しの手間で美しいあごのラインを作りましょう。
手順は左右の口角とあごの中心をつないで逆三角形をイメージしたら、その三角形の中にハイライトをのせれば完了です。
これだけであごがキュッと前に出て、小ぶりに見せることができます。
ハイライトの効果を生かして華奢なあごを実現しましょう。
NG!ハイライトは口角より内側に入れて!
口角より外側にハイライトをのせると、顎が広がってみえてしまうので逆効果です。
ハイライト&ローライトの基本
ハイライトやローライトは普段使う機会は少ないかもしれませんが、基本的な入れ方を知っておくと役立ちます。
ハイライト&ローライトは補正メイクの強い味方
ハイライトやローライトと聞いてもピンと来ない人の方が多いのではないでしょうか。
これらのテクニックは普段のメイクには取り入れづらいかもしれませんが、知っておくと骨格やパーツのお悩みに応じた補正メイクに生かすことができます。
ハイライトは高く見せたい部分に入れるだけで立体的な顔に仕上げてくれます。
またローライトは削りたい部分に影を作るように入れるのが基本。
顔を引き締めて小顔をに見せたり、エラを目立たなくしたりと輪郭の修正に、一役買ってくれます。
ハイライト&ローライトの基本アイテム
ハイライトカラー
光を入れて顔に立体感を出す
イエローやベージュなどを肌なじみのよいものを選びましょう。
白パールは白飛びしやすいので避けましょう。
ローライトカラー
暗めのベージュが◎
暗めのファンデーションでも代用可。
色が濃すぎると不自然になるので注意。
フェイスブラシ
ハイライトは中太ブラシ、ローライトは大きめのフェイスブラシで。
色ムラがなく自然な仕上がりになります。
チークの基本
ファンデーションを塗ったら必ずチークを入れましょう。
サッと入れるだけで肌の血色をよく見せたり、透明感を出してくれます。
ベースメイクの仕上げに必ず入れてイキイキとした表情を演出!
ファンデーションを塗った後にチークを入れるのと入れないのでは大きな差が出ます。
チークには肌を血色よく健康的に見せたり、透明感を出す効果があります。
必要なアイテムはお好みのチークカラーとチークブラシだけ。
チークブラシはチークカラーとセットでついているものを使っても構いませんが、ふんわりと色がのせられるので大きめのチークブラシを1本持っていると便利です。
毛先がカットされていないやわらかめの毛質のブラシを選びましょう。
入れ方は、笑顔を作った時に盛り上がるところと、ほほ骨の一番高い部分を結び、フェイスラインに向かってブラシを動かします。
ほほ骨の一番高い位置を確かめたら、耳の穴の中央に向かってブラシを優しく動かします。
何回か往復し、色がしっかりのったら、ブラシでボカしましょう。
また、色を選ぶ時はかわいい印象ならピンク系、元気で明るい印象ならオレンジ系など、なりたいイメージに合わせて選ぶとよいでしょう。
チークの基本アイテム
チークカラー
健康的で女性らしい印象に仕上げる
ピンク系はキュートに、オレンジ系は元気な印象に、ベージュ系はナチュラルで落ち着いた印象など、選ぶ色で印象が変わります。
チークブラシ
チークブラシは毛先がカットされていないものを選びましょう。
やわらかい毛を使った大きめのブラシがおすすめです。
ナイロン毛のブラシは肌に刺激を与えてしまうので避けましょう。
なりたい印象別チークの入れ方
基本の入れ方を覚えたら、なりたい印象ごとのチークの入れ方をマスターしましょう。
チークの色選びで顔の印象を変えられます
チークの基本となる入れ方をマスターしたら、今度は自分のなりたい雰囲気に合わせたチークの選び方を覚えましょう。
このテクニックを身につければ、チークはいつも同じ色しか使わないという人も、その日の気分によってチークの色を変えるだけで簡単にイメージを変えることが可能です。
以下の表のように、かわいらしい印象なら明るめのピンク、元気でフレッシュな印象ならオレンジと、各カラーごとに与える印象が異なります。
またチークの色を選ぶ時はアイシャドー、リップの色と同系色で合わせるのが鉄則です。
そうすることでメーク全体のバランスがとりやすくなります。
チークのカラー別の印象の違い | |
色 | 印象 |
---|---|
明るめのピンク | かわいらしくて可憐な印象 |
濃いめのピンク | セクシーで華やかな印象 |
オレンジ | 元気でフレッシュな印象 |
ローズ/レッド | 大人っぽく落ち着いた印象 |
ベージュ/ブラウン | 自然でシックな印象 |
イメージ別の入れ方を覚えましょう!
チークはどの位置からどのような方向で入れていくかによってもイメージが変わります。
笑った時に盛り上がる部分とほほ骨の上に”こ”の字を描くように入れるとかわいい印象、耳の付け根からほほ骨の高い位置に向かって縦長に入れるとクールな印象に仕上がります。
また、こめかみのやや下からフェイスラインに沿って真下に向かって色を入れるとローライトと同じような小顔効果が得られます。
理想のフェイスプロポーションを知ろう
顔のイメージを決める、顔型や目の形、パーツの位置や特徴をチェックしていきましょう。
まずは理想的な顔のバランスと特徴を知りましょう
人の顔のイメージは、顔型や目や鼻などのパーツの大きさばかりでなく、それぞれのパーツがどのようなバランスで配置されているかによって大きく左右されます。
理想的なバランスを表したものがゴールデンプロポーションと呼ばれるものです。
これによって顔の長さやは横幅をはじめ、各パーツの位置と大きさの理想のバランスを知ることができます。
ただし、このゴールデンプロポーションを持つ人はめったにいません。
そこで、自分の顔がどのような配置になっているかをしっかりと理解して、ゴールデンプロポーションに近づけることが大切です。
まず目鼻などのパーツが上の方か下の方のどちらに集まっているかを確認しましょう。
パーツが上に寄っている場合は、額がやや狭くあごが大きく見えるので、大人っぽく活動的な印象を与えます。
反対に、パーツが下に寄っている場合は、額が広くあごが小さめなので若々しく可愛らしい印象になります。
中には、バーツが上や下ではなくを中心に集まっていたり上下に離れている場合もあります。
バーツが中心によってる場合は、目と口の間隔が近いのであごが小さく幼い印象です。
上下に離れている場合は、目と口が上下に離れていて顔がやや長めなので大人っぽい印象を与えます。
また、目と目の間隔によっても受ける印象はまったく違います。
間隔が狭いと、キリッとしてシャープな印象、間隔が広いと優しくふんわりとした印象を与えます。
このように、パーツの配置バランスは大きな影響力を持っています。
メイクを始める前に、自分の顔のバランスや特徴をしっかり理解しておくと、どんなメイクをすればなりたい顔に近づけるかがわかるようになります。
顔の理想バランスを知っておきましょう
理想的なバランス ゴールデンプロポーションを知ろう
目と目の感覚 | 目と目の間にもう一つ目が入るくらい |
---|---|
顔の横幅 | 左右のこめかみを結ぶラインで、目の幅の約5倍の長さ |
鼻の幅 | 目の幅とだいたい同じくらい |
口の幅 | 目の虹彩の内側のラインを真下に下ろした線より内側にくる |
目の位置 | 額の生え際と口角の1/2の位置に目頭が来る |
眉の位置 | 顔の縦幅を3分割して、上から1/3の位置に眉頭がくる |
小鼻の位置 | 顔の縦幅を3分割して、上から3分の2の位置 |
顔の長さ | 額の生え際からあご先までの長さ |
眉の長さ | 小鼻と目尻の延長線と、口角と目尻の延長線の範囲に眉尻が来る |
上の表は、顔の中でのパーツの位置や大きさの理想である、ゴールデンバランスを示した表です。
まず基準となるのが顔の縦幅。
眉頭と小鼻が頭の縦幅を3分割する位置にあるのが目安です。
また、顔の横幅は口の幅の約 5倍の幅が理想とされています。
そして、目の横幅と目と目の間隔、鼻の横幅はほぼ同じ。
自分の顔でも定規を当ててチェックしてみましょう。
もし左右のバランスが違っていても心配はありません。
正しいメイクテクニックを身につければ、ゴールデンプロポーションに近づくことが可能です。
メリハリのある立体的な顔に見せたい
ローライト&ハイライト効果で、凸凹のある立体顔を手に入れましょう !
目鼻立ちがくっきりした立体顔に仕上げるには、顔の中に「明るくするパーツ」と「影を入れるパーツ」を作ります。
必要なアイテムは、ハイライトカラーとローライトカラー。
ハイライトカラーをのせる部分は明るく浮き出て見え、反対にローライトカラーをのせる部分は陰になって見えるので、顔に自然と奥行き感が生まれてきます。
どこを明るくして、どこに影を入れるのかを理解すれば、イメージ通りの立体顔が手に入ります。
鼻をスッと高く見せたい
ローライトとハイライトで自然と鼻筋の通ったシャープな鼻に !
スッと鼻筋の通った高い鼻はそれだけで凛とした雰囲気を演出してくれます。
顔に明るさを出すハイライトと影をつくるローライトを上手に取り入れて作りましょう。
手順は、ローライトカラーを使って小鼻の横に影を入れ、鼻筋に一本ハイライトを入れて立体感を出すだけ。
このワザを身につければメリハリのある美人顔を手に入れることも夢ではありません。
肌の色と極端に浮かないように、ローライトの入れすぎに注意しましょう。
左右の眉の高さを自然に揃えたい
左右の眉頭は必ず高さを合わせて !眉丘の位置をチェックしよう
左右の眉の高さをそろえるには、眉前頭の高さを合わせることが基本です。
ここがズレていたら、いくら眉山、眉尻を合わせても高さが揃いません。
ペンを水平にして持ち、両方のも眉にかかるように当ててみましょう。
左右の眉頭、眉山、眉尻の3点が同じ高さにあればOK。
もしズレがあれば、合わせた眉と逆側の眉の余分な部分をカットして足りないところは描き加えます。
ただし、眉の下にある一番高い骨「眉丘(びきゅう)」より高い位置に眉がないと、バランスが悪くなるので覚えときましょう。
離れた目を目立たなくしたい
アイメイクと眉頭の位置で、離れ気味の目の悩みを解決 !
「目が離れ気味でイヤ」「寄り気味の目を解消したい」というお悩みを持つ方がいますが、アイメイクを工夫すれば簡単に目の位置を整えられます。
大切なのはアイメイクを目頭側と目尻側のどちらに重心を置くかです。
離れ気味の目を解消するには目頭側を濃く、眉は目頭よりやや内側から描きます。
一方、寄り気味の目を目立たなくしたいなら目尻側にアイメイクのポイントを置き、目頭から外側にまゆを作りましょう。
これさえ理解できればアイメイクで、自在に目元のイメージを変えることができますよ。